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介護・福祉

【2026年版】介護保険サービスの選び方完全ガイド|要介護度別の使える制度と自己負担額

最終更新日: 2026年6月13日

【2026年版】介護保険サービスの選び方完全ガイド|要介護度別の使える制度と自己負担額

「親が要介護になったけど、どんなサービスが使えるのかわからない」「自己負担はいくらかかるの?」——介護保険制度は複雑で、はじめて直面する方には難解です。本記事では、介護保険サービスの基本から要介護度別の使えるサービス・費用まで、わかりやすく解説します。

介護保険サービスとは?基本を3分で理解

40歳から保険料を払う理由

介護保険は、40歳以上のすべての国民が加入する社会保険です。保険料を払い続けることで、要介護状態になったとき1〜3割の自己負担でサービスを利用できます。

  • 40〜64歳(第2号被保険者):特定の疾病による要介護状態のみ対象
  • 65歳以上(第1号被保険者):原因を問わず要介護状態になれば対象

要介護認定の申請方法と流れ

  1. 申請:市区町村の介護保険担当窓口または地域包括支援センターへ
  2. 訪問調査:市区町村の担当者が自宅を訪問し、心身の状態を確認
  3. 主治医の意見書:かかりつけ医が提出
  4. 一次判定:コンピューターによる判定
  5. 二次判定:介護認定審査会が判定
  6. 認定結果通知:申請から通常1〜2か月で通知

要支援・要介護の違い

  • 要支援1・2:日常生活に一部支援が必要だが、基本的に自立している状態
  • 要介護1〜5:日常的に介護が必要な状態。数字が大きいほど重度

要介護度別の支給限度額と使えるサービス一覧

介護保険には支給限度額があり、この範囲内のサービス利用は1〜3割負担で受けられます。超過分は全額自己負担です。

区分支給限度額/月自己負担(1割)主なサービス
要支援150,320円5,032円訪問型サービス・通所型サービス(週1回程度)
要支援2105,310円10,531円訪問型・通所型(週2回程度)・福祉用具貸与
要介護1167,650円16,765円訪問介護・デイサービス(週3〜4回)・ショートステイ
要介護2197,050円19,705円訪問介護・デイサービス(週4〜5回)・通所リハビリ
要介護3270,480円27,048円特養入居可・訪問看護・夜間対応型訪問介護
要介護4309,380円30,938円特養・グループホーム・訪問看護・訪問介護(複数回/日)
要介護5362,170円36,217円全サービス利用可・特養・老健・医療機関との連携

※2024年度の公式支給限度額(厚生労働省)。自己負担は一般的な1割負担の場合。

在宅介護と施設介護、どちらを選ぶべき?

在宅介護のメリット・デメリット

メリット

  • 住み慣れた環境で生活を続けられる
  • 費用を抑えられる(訪問介護のみなら月1〜5万円程度)
  • 家族との時間が保てる

デメリット

  • 家族の介護負担が大きい
  • 重度になると在宅限界が来る
  • 夜間の対応が難しい

施設入居の種類と費用比較

施設種類入居条件月額費用目安特徴
特別養護老人ホーム(特養)要介護3以上5〜15万円公的施設で安価。待機者多数
老人保健施設(老健)要介護1以上8〜15万円リハビリ中心。在宅復帰を目標
グループホーム要支援2以上(認知症)15〜20万円認知症専門。少人数の共同生活
有料老人ホーム原則制限なし15〜40万円民間施設。サービス充実だが高額

ショートステイで家族の負担を減らす

ショートステイ(短期入所生活介護)は、施設に短期間宿泊するサービスです。

  • 利用目的:家族の休息(レスパイトケア)・緊急時の対応
  • 利用可能期間:連続30日まで(要介護1〜5)
  • 費用目安:1日1,000〜2,000円(食費・居住費別)

在宅介護を続けながら、定期的にショートステイを利用することで、介護する家族の燃え尽き症候群を防げます。

介護保険サービスの自己負担を減らす方法

高額介護サービス費制度

1か月間の介護保険サービスの自己負担が上限額を超えた場合、超過分が払い戻されます。

  • 一般的な上限額(所得区分ⅣまたはⅢ):月44,400円
  • 住民税非課税世帯:月15,000〜24,600円
  • 現役並み所得者:月44,400〜140,100円

社会福祉法人等による利用者負担軽減

住民税非課税世帯で一定の要件を満たす方は、社会福祉法人等が運営する施設を利用する場合、自己負担が1/4〜1/2に軽減されます。

介護休業給付金の活用

家族を介護するために休業した場合、雇用保険から介護休業給付金が支給されます。

  • 給付額:休業前賃金の67%
  • 対象期間:通算93日間(3回まで分割可能)

よくある質問(FAQ)

Q: ケアマネージャーはどう選べばいいですか?

A: 地域包括支援センターや市区町村の窓口に相談すると、地域の居宅介護支援事業所(ケアマネが所属する事業所)の一覧を紹介してもらえます。複数のケアマネに相談した上で、相性の良い方を選ぶのが理想的です。ケアマネへの費用は介護保険から全額給付されるため、利用者の自己負担はありません。

Q: 介護保険はいつから使えますか?

A: 65歳以上の方(第1号被保険者)は原因を問わず、要介護・要支援認定を受ければいつでも使えます。40〜64歳の方(第2号被保険者)は、老化に起因する特定疾病(16種類)による要介護状態のみ対象です。認定申請は市区町村窓口・地域包括支援センターで行えます。

Q: 施設と在宅、費用はどちらが高いですか?

A: 一般的に施設入居の方が月額費用は高くなります。特養など公的施設は月5〜15万円程度ですが、有料老人ホームは15〜40万円以上になることもあります。一方、在宅介護は訪問介護とデイサービス中心なら月2〜8万円程度(介護保険自己負担分)ですが、家族の介護負担という「見えないコスト」がかかります。

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